タマネギの原形質流動の高倍率画像です。
ノマルスキー型の微分干渉顕微鏡（対物レンズは６３倍、開口数１．４）で撮影しました。
小さな丸い構造物はミトコンドリアです。
このＧＩＦアニメでは、メモリーの関係であまりはっきりしませんが、おそらく細胞骨格を滑っているのだろうと思わせるような動きをします。
また、原形質流動というのは、漠然と見ると液体が一定方向へ動いているように見えます。
しかし、高倍率できちんと見れば、液体が流れているというようには見えません。
実際には逆方向にも動いているし、追い越す動きも見られます。
決して、液体に押し流されているのではないはずです。
通常、観察しているのは葉緑体やミトコンドリアの動きであり、漠然と見ると液体に押し流されているように見えますが、本来、葉緑体もミトコンドリアも細胞骨格に固定されているはずであり、液体に押し流されるとは考えられません。
１８秒を９秒ほどに縮めてあります。
もし、これの元となっているＶＴＲ(DVD)が欲しいという教育関係の方がいましたら、実費でおわけします。
これ以外に、動物細胞のミトコンドリアの動き、動物細胞の体細胞分裂、心筋細胞の収縮、花粉管の発芽などが入っています。